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週末

やれやれ、新しい週が始まりました。
物事が終わってみて思うのは、どんなことも過ぎ去っていく、時間の前に解決していく、たとえそれが未解決のままであっても、何かの変化を生み出していく。
う~ん、そう思うとこのごろよく映画や小説の題材になる「短期間しか記憶が持たない」というのはほんとうに苦しいだろうなあ。

私は結局、姪っ子の結婚式に行ってきました。
救急で運ばれた父は苦しい声で「お前はこれでは結婚式には出られないだろう」と言って、「それはお父さんしだいよ」といいたいのをこちらはグッとこらえて、ああ、やっぱり誰も私に命令する人はいないんだー(命令されるの嫌いなくせに・笑)、なぜ「出るな」か「出て来い」かどっちか言わないんだよ~と思ったしだい。
翌日、式の当日午前中に父を見舞うと苦しそうな顔つきはなくなり、「間に合うなら行ってやれ」と言ってくれました。それで、大急ぎで実家へ行き父が持ってきてほしいといった身の回りのものをとって病院へ行き、その後自宅へ。髪を洗い、化粧をし、着替え、手荷物をつくり、新幹線ホームへまっしぐら。
姪は屈託がなくかわいらしく、隣にいる新郎も背の高い姪と同じくらいのかわいらしい人でした。
普段は絶対に食べられない高級フランス料理をひたすら食べ、3時間におよぶ披露宴を終えて新幹線に飛び乗ったのが19:06だったか。
それから同窓会へ行くと、1次会が終盤に差し掛かかっていました。
企画段階での心配を他所に、たくさんの人が参加してくれて、賑やか賑やか。
イベントもどれも大成功とのこと。心からホッとして、うれしく、さあ、これから楽しむぞ!と。
時折、携帯を確認しつつも、今日は全員解散の何時まででも付き合うと心に決めて、最後の店を出たときは夜が明けかかっていました。

ちょっと眠って、また父のところへ。
伯母と従姉妹がお見舞いに来てくれたところへ、ちょうど会いました。
なぜかこの日、看護師さんと言い合いになった父は神経が高ぶっています。仕事や家のことなど、今となってはどうでもいいような細かいことを私に言います。それは、伯母たちの手前、弱気なところを見せたくない気持ちもあったかもしれません。
伯母が「Sukaの言うことを聞かなきゃダメだよ」と父に向かっていうと、父はへへと照れ笑いしました。その後、ご近所の方も見えました。
この日、とても暑くて、暑くて、昼過ぎに母の入所している施設へはとても歩いていかれないと観念して、家で家事をした後はクーラーの効いたところで昼寝。よく眠れた。
日が翳ったところで、母に会いに。
我が家からは近いけれど、勾配のキツイ坂を上がるので、自転車というわけにもいかず、しかもなぜか、そういう老人施設は多少人里離れているために、だんだん寂しい雰囲気になります。
食堂にいた母は遠くから私を見つけて首を伸ばすようにしていました。
連れて帰ってくれといわれたたらどうしようかと心配していましたが、母は今回は自分は持病の喘息で入院しているのだと思っていて、その勘違いをありがたく思いました。
母と一緒に、持参したリンゴを食べ、和菓子を少し口にしながら、よもやま話をしました。思ったとおり、父が入院したことは覚えていませんでした。
帰りはタクシーで駅まで行き、夕飯の買い物をして帰ってきました。

こうして私の週末は終わりました。
これから続く病院と施設との行き来。
細かい用事の数々。それは今はあまり考えないようにします。



by sukarbe | 2006-09-11 20:35 | つれづれ

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